「何で起業すればいいでしょうか?」
起業相談を受けると、一番多い質問がこれです。
多くの人は、「自分の好きなこと」「やりたいこと」から探そうとします。
もちろん、それは間違いではありません。
しかし、私は50代から第二の人生を考える人には、少し違う順番をおすすめしています。
最初に目指すのは「儲かるビジネス」
起業を始める目的は、人それぞれです。
「社会の役に立ちたい。」
「好きなことを仕事にしたい。」
「自由な人生を送りたい。」
どれも素晴らしい理由です。
しかし、現実には事業を続けるためには利益が必要です。
利益が出なければ生活は苦しくなり、精神的な余裕も失われます。
その状態では、本当にやりたいことに挑戦することも難しくなります。
だから私は、起業の第一段階では「利益を生みやすいビジネス」を選ぶことをおすすめしています。
生活を支える収入が安定し、経済的な余裕が生まれる。
その土台ができて初めて、自分が本当にやりたいことや、生きがいを重視した事業へと挑戦しやすくなります。
私は、この二段階で考えることが、長く幸せに働くための現実的な方法だと思っています。
「好き」だけでは会社経営は難しい
起業で失敗する人の多くは、「好きだから」という理由だけで始めてしまいます。
しかし、会社経営は趣味とは違います。商品やサービスを作れば売れるわけではありません。
・お客様を集める仕組み(集客)。
・価格の決め方。
・リピーターを増やす方法。
こうした経営やマーケティングの知識がなければ、良い商品でも売れないことは珍しくありません。
起業とは、「良いものを作ること」ではなく、「お客様に価値を届け続ける仕組みを作ること」でもあるのです。
*起業を思いついたら、最初に考えるべきこと。
資本主義的に勝てるビジネスを先にやり始めることが大切です。
ズバリ「儲かるビジネスから始めましょう❗️」
◎ そのための一つの方法として、経営経験がないのなら「会社を買う」という選択肢があります。
最近では、数百万円規模で事業を引き継げるケースも珍しくありません。
『サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門』(三戸政和 講談社+α新書)参照。
選定の条件
⚫︎利益がある程度保証されている。
➕
⚫︎学びが得られるもの。
そして、その生活の糧を基に、そこで得た経営の学びを自分のやりたいビジネスに反映させるべく、並行してやったりします🤗
もちろん、300万円で買える会社には規模や業種などさまざまな条件があり、すべてが良い案件とは限りません。
しかし、すでにお客様や商品、販売ルート、業務の流れができている会社を引き継ぐことで、ゼロから立ち上げるよりも経営を学びやすいことがあります。
「起業=ゼロから会社を作る」という固定観念を持つ必要はありません。
「会社を引き継ぐ」という選択肢も、50代からの起業では十分に検討する価値があります。
いずれにしても、十分な調査(デューデリジェンス)や専門家への相談は欠かせません。
◎ もう一つの方法が、フランチャイズへの加盟です。
フランチャイズというと、「本部に縛られる」「自由がない」というイメージを持つ人もいます。
確かに制約はあります。しかし見方を変えれば、経営初心者にとっては大きなメリットもあります。
すでに実績のあるビジネスモデルで、経営を経験しながら…
・集客の仕組み。
・マーケティングの考え方
・商品やサービスの提供方法。
・広告や販促のノウハウ。
・お客様との付き合い方。
・社員との関わり方。
・利益の出し方。
など、多くのことを学ぶことができます。
こうしたものを活用しながら、実践を通じて経営やマーケティングを学ぶことができます。
もちろん、フランチャイズにも向き・不向きがあり、契約内容やロイヤリティなどを十分に理解したうえで判断することが重要です。
それでも、「経営を実践で学ぶ」という意味では、有力な選択肢の一つだと私は考えています。
⚫︎フランチャイズの選び方
⭐︎これまで長くやってきているフランチャイズより、立ち上げたばかりで実績を作らなければならない初期段階のフランチャイズ。
⭐︎そして、バックグラウンドの身元調査ができている人たちがやっている信用があるフランチャイズであること。
これらの考えをベースにして、自分と相性の良いフランチャイズを探してみてください。
最終的には「自分が本当にやりたいこと」へ
利益を生み出す力が身につき、生活が安定すれば、心にも時間にも余裕が生まれます。
そのときこそ、自分が本当にやりたかったことに挑戦するチャンスです。
・地域の人を支援する事業。
・趣味を活かした仕事。
・社会的な課題の解決につながるサービス。
・後進を育てる仕事。
人生の後半だからこそ、お金だけではない価値を追求するビジネスができます。
しかし、そのためには、まず事業を継続できる経営力が必要です。
私は、「利益を生む力」と「やりがい」は対立するものではなく、順番の問題だと考えています。
50代には、まだ未来を変える時間がある
⚫︎50代は、会社員として培った経験があります。
⚫︎人脈もあります。
⚫︎そして、定年までの時間を活用して、副業として小さく挑戦することもできます。
だからこそ、焦って「好きなこと」だけで起業する必要はありません!
まずは利益を生み出せる事業で経営とマーケティングを学ぶ。
そのためにM&Aで会社を引き継ぐことや、フランチャイズに加盟することも選択肢になるでしょう。
そして、その経験を土台に、自分らしい事業へと発展させていく。
私は、この二段階のアプローチこそ、50代から第二の人生を成功へ導く、現実的で再現性の高い起業の進め方だと考えています。
人生100年時代です‼️
「何をやりたいか」だけではなく、「どうすれば長く続けられるか」という視点も持ちながら、自分らしい起業ジャンルを見つけて欲しいと思います。
