50代は世代育成起業の黄金期

 次世代育成能力(Generativity)とは、心理学者のエリク・エリクソンが、成人期に獲得すべき発達課題として挙げた人間的性質のひとつです。

 今日は、このジェネラティヴィティ起業について、述べてみたいと思います。

 50代以上の人の起業は、これまでの自分の経験・人脈を利用して起業するビジネスが多く見られます。

 50代がアセットライトな起業(コンサル・アドバイザリー・講座など)をスタートする際、

いきなり有料広告を使うこと」や「見知らぬ人へ飛び込み営業すること」は絶対に避けるべきです。

 コストがかかる上、実績(社会的な裏付け)がない段階ではコンバージョン(成約)しないからです。

 目指すべきは、「手持ちの信頼資産(人脈)の再掘り起こし」「SNS・プラットフォームを使った実績づくり(モニター獲得)」です。

 費用を1円もかけずに、最初はモニター顧客として1〜3人を確実に獲得する4つの具体手順を解説します。

ステップ1:「モニター募集」のオファーの作成

 最初から正規料金で売ろうとするとハードルが上がります。

 まずは「あなたの実績作りに協力してもらう」というスタンスで提案を作ります。

オファー構築の条件

⚫︎ ターゲット像の限定:

    「誰でもいいから相談に乗ります」ではなく、「〇〇業界で〇〇に悩んでいる人」「50代で独立準備中の人」など極限まで絞る。   

 これは僕が17年前に税理士を開業しようと思った時によく言われた言葉です。

 「なんでもできますは、なんにもできない」

 「何かの専門家」としなければ、どんな仕事をしてくれるのかわからないし、仮に誰かが他の人を紹介しようとしても紹介しづらいのです。

 僕の場合、税理士という専門家ですが、その中からもっと専門を絞りました。

⚫︎業種 ⚫︎場所 ⚫︎人で絞ります。

・相続専門、医療法人専門、建設業専門

・建設業専門なら、さらに土木業、塗装業、内装関係に絞る。

・所在地を首都圏、東京都に絞る。

・資本金1億円以上企業、売上高1億円〜5億円の企業に絞る。

 これまでと同じことで起業するのなら、これまで接して来た一番多かった顧客層はどんな人たちか⁉️

 その顧客層を軸にどのようにターゲットを絞っていくかを考えます。

 ターゲットを絞ったら、他のお客様のことが不安になるかもしれません。

 逆に、独占状態になるまで絞らないと、競争に勝てない危険があります⚠️

 そのため絞る時は、市場を見ながら競合がいない独占状態になるまで、絞るという考えで進めてください。

⚫︎ 対価の明確化:

   「今回は実績(事例・感想)作りのため、通常〇万円のところ『無料(または数千円のモニター価格)』で提供します。

その代わり、終わった後に『アンケート・写真(事例掲載)』にご協力くださいと条件を付ける。

 実績がない人に仕事を依頼するのは不安ですので、最初は実績を積み上げることだけを優先します。

 この実績をSNSやYouTubeに投稿すると反応が高いので、その条件を受け入れてもらえるのなら無料の提案が良いと思います🆗

⚫︎ 不満足も実績:

    満足できなかったとしてもアンケートに協力してもらって、SNSや YouTubeで公開していきます。

 もちろん、少数意見とするべきですが、今の時代、情報が多過ぎて、人々は混乱してる状態です😵‍💫

 マイナス部分も少し出すことによって、信用できる情報であるとの安心感を獲得することを目的とします。

ステップ2:「過去の信頼」を活用する(休眠人脈のリスト化)

 最も成約率が高く、コストゼロなのが「これまでに出会ってきた人々」へのあぷろです。

 売り込みではなく「独立報告・相談」としてアプローチします。

具体的アクション(休眠人脈アプローチ)

1.連絡先リストの抽出:

 年賀状、過去の名刺、スマホの連絡先、Facebookの友人などから「相談に乗ってあげられそうな人」や「悩みを抱えていそうな知り合い」を30〜50名リストアップします。

2.相談・報告メッセージ」の送信(売り込み厳禁

【メッセージ文面例】

   「ご無沙汰しております!〇〇です。 実は長年務めた〇〇の経験を活かして、このたび『〇〇(お困りごと解決)』の個別サポートを始めることにしました。

 まだ立ち上げたばかりで本格始動前の『モニター様』を限定〇名で募集しているのですが、〇〇さん(またはお知り合いで)最近〇〇の件でお困りの方はいらっしゃいませんか?

 昔お世話になった〇〇さんには、ぜひ意見をもらいたいと思い連絡しました。」

 ポイントは「直接売るのではなく、アドバイスや紹介を頼むスタンス」をとることです。

 売り込みと感じられないように気をつけてください。

 相手自身がターゲットであれば「それ、自分も受けてみたい」となりますし、違っても知人を紹介してくれる確率が高まります。

ステップ3:スキルシェアプラットフォームの「新着枠」を制する

 人脈だけに頼れない場合は、ココナラ、クラウドワークス、ストアカ、ビザスクなどの既存プラットフォームを利用します。

 これらは既に「買いたいユーザー」が集まっているため、広告費ゼロで集客できます。

プラットフォーム攻略のコツ

1. 「新着・期間限定」で最安値出品
プラットフォームの優遇アルゴリズムに乗る。

 初期は「利益」ではなく「評価(レビュー)」を集めることが目的です。

 プラットフォームの最低設定金額(例:500円〜1,000円、ストアカなら数千円)で出品し、タイトルに【新着・モニター募集】と明記します。

2. プロフィールと出品画像を徹底的に作り込む

 検討中のユーザーの背中を押す。
50代の強みは「圧倒的な実務経験と安心感」です‼️

 プロフィールに「どんな経歴で、何人の相談に乗ってきたか」「どんな実績があるか」を具体的に記載し、誠実で専門性の高い印象を与えます。

3. 100%以上の熱量で対応し、長文レビューをもらう

 期待以上の価値を提供してレビューを獲得する。

 サービス終了後、「今後の改善のため、率直な感想をレビューに書いていただけますと幸いです」

と丁寧にお願いし、質の高い長文評価(★5)を積み上げます。

ステップ4:実践後の「お客様の声」を最大の武器にする

 1人目のモニター顧客を獲得し、無事にサポートが終わったら、そこからが本番です。

獲得した「成果」の資産化

⚫︎顧客のアンケート(感想)を画像・テキスト化する:

  「どんな悩みが」「どう解決したか」「受けてみてどうだったか」を詳しく書いてもらい、自身のブログ、SNS、LP(案内ページ)に掲載します。

⚫︎事例(ケーススタディ)」として記事化する:     

 「50代・〇〇業のAさんが、〇〇の施策を行うことで〇〇を達成した裏側」といった具体的なストーリーをブログに書きます。

集客の重要ポイント 見込み客は「あなたの説明」ではなく、「自分と同じ悩みを持っていた過去の顧客の変化(成果)」を見て購入を決めます。

 見込み客は購入する前に「自分にもできるだろうか?」という不安を抱えています。

 「誰にでもできる」…これを「再現性」と言いますが、再現性があると感じれば安心して購入してくれます。

 1人の感動したモニターの声は、100回の営業トークよりも強力な集客ツールになります。

 自分の説明をくどくど述べるより、講座なら受講生との対談動画を作って、受講生の成功事例を見て納得してもらうことが重要です‼️

 

まとめ:最初の1人を集めるロードマップ

  1. オファー決定: 「モニター限定・無料(または格安)+感想必須」のパッケージを作る、
  2. 人脈アプローチ: 過去の知人30人に「独立報告とモニター募集の相談」を送る。
  3. プラットフォーム出品: ココナラやストアカ等で最安値出品し、評価集めに集中する。
  4. 事例化: 獲得した1〜3人の成果とレビューを提示し、2次集客(正規料金化)へ繋げる。

 「売り込む」のではなく、「自分の知見で目の前の人の悩みを1つ解消し、その感謝(レビュー)をいただく」という意識で動けば、

50代の信頼感を武器に最初の1〜3人は確実に獲得できるのです。

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この記事を書いた人

 起業により経済的自由を手に入れて、『いつまでも不安なく人生を楽しむ』ことを見出すための参考になれることを目的に書いています。
 約40年間、税理士側の視点から経営者に接して、経営方法が不明な方が多いと気がつき、起業時点での経営についてを中心に発信していきます。

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